正念場、双方自然体で臨む 王位戦第3局

2020年8月4日 16時00分 (8月4日 16時00分更新) 会員限定
 お茶を含んでから、角道を開ける歩をそっと突いた藤井棋聖。腕を組み、少考してから飛車先の歩を突いた木村王位。四日朝、「中の坊瑞苑」で始まった第六十一期王位戦七番勝負の第三局。遠くにセミの鳴き声が聞こえる会場で、大一番は静かに始まった。
 王位戦は将棋界に八つあるタイトル戦の一つ。前日の会見で、藤井は「しっかり集中して良い将棋を指したい」と決意を述べ、木村は「自分が持っている力を一生懸命出したい」と誓った。
 対局開始の十五分ほど前に藤井が対局場の貴賓室へ入り、下座へ着席。五分ほどして木村も入室した。黙礼の後、木村が駒箱から盤上に駒を出し、二人が一枚ずつ「大橋流」と呼ばれる方法で駒を並べた。
 木村は紺色、藤井は緑色の着物姿で、両対局者の着付けを担当した白瀧佐太郎さん(46)は「二人とも肩に力が入らず、リラックスした様子だった」と話す。
 藤井にとっては、七月に最年少で初タイトル「棋聖」を獲得してから初めての番勝負だ。
 日本将棋連盟専務理事の脇謙二・八段(59)によると、藤井は「これまでと変わらない自然体な様子」。連敗でこの日を迎えた木村の様子も「すっきり気持ちを切り替えたように見える」という。...

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