【「あなた」のお医者さん】18、住民と創る「へき地医療」 

2020年8月4日 05時00分 (8月4日 11時42分更新) 会員限定
 島国の日本には大小たくさんの離島があります。山間部など都市から距離があり、人口が少ない地域を「へき地」と呼びます。容易に病院を受診できず、医療の確保が難しい地域は、国の基準に当てはめると約千カ所あります。
 へき地で発生する病気の八割は風邪、喘息(ぜんそく)、骨折、皮膚の病気、胃腸炎など日常的な病気です。一方で交通事故や農業・林業に従事中のけがでの救急対応や、重篤な病気への初期対応がきちんとできることが求められます。救急車やドクターヘリなどで大病院へ搬送しますが、それまでの対応が患者さんの回復に影響するからです。
 へき地の診療所の多くは、医師一人体制で幅広い疾患に対応しています。一般的には、家庭医や総合診療医の研修を受けている若手や経験を積んだシニア世代の医師らが担っています。ほとんどの疾患に対処できれば、お年寄りから子どもまで安心して暮らせます。
 高齢者が多いへき地では在宅医療も必要ですし、住民の健康問題にも関わります。例えば、塩辛い漬物を好んで食べる地域では、高血圧の人が多いことがあります。高血圧の一因となる塩を使わない漬物を一緒に作ったり、推奨したりして高血圧を減らした医師もいま...

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