敦賀気比堅守で完勝 工大福井 何度も好機演出 

2020年8月4日 05時00分 (8月4日 10時13分更新)
切れのある直球で福井工大福井打線を抑え込んだ敦賀気比の笠島=福井市の県営球場で

切れのある直球で福井工大福井打線を抑え込んだ敦賀気比の笠島=福井市の県営球場で

  • 切れのある直球で福井工大福井打線を抑え込んだ敦賀気比の笠島=福井市の県営球場で
 県高校野球大会は最終日の3日、福井市の県営球場で決勝戦が行われ、敦賀気比が福井工大福井を8−1で退け、夏の大会としては3年連続の優勝を果たした。
 ▽決勝 (県  営)
福井工大福井000 000 001―1
敦賀気比020 101 04x―8
(福)垣外中、高木、島尻−大上
(敦)笠島、松村−御簗
本塁打 御簗
敦賀気比8−1福井工大福井
 堅い守備から流れに乗った敦賀気比が福井工大福井に完勝した。
 敦賀気比はエース笠島が快投。切れのある直球を軸に打ち取り、八回まで零封した。攻撃では二回、2安打と死球などで1死満塁とし、笠島が先制の右越え2点適時二塁打。六回には御簗の左越え本塁打で引き離した。
 福井工大福井は一回1死二塁、四回2死二塁で凡退。八回には連打で1死一、二塁としたが、走塁ミスが絡み併殺されたのが痛かった。

 戻った力強い直球 エース笠島

 絶対的エースが力強さを取り戻した。8回を投げ、許した安打はわずか4本。敦賀気比の笠島尚樹が、締めくくりのマウンドで今大会一番の快投を見せた。
 一回戦から調子が上がらず、走者を背負っての投球が増えた。強い球を投げたい。その思いが力みにつながり、準々決勝では啓新打線に12安打を浴びた。「チームに迷惑を掛けている」。試合を重ねる度に焦りが募っていった。決勝で必ず取り返す。クールな表情の裏に闘志を秘めた。直球を低めに集め、力で押す。立ち上がりは思うように腕が振れなかったが、二回以降は徐々に球が走り始めた。
 八回。直球を連打され、1死一、二塁のピンチ。甘い球をはじき返された。鋭い打球が右中間へ伸びる。「完全に抜けたと思った」。しかし、バックには頼もしい仲間がいた。打球は、素早く反応した右翼手・長谷川信哉のグラブに収まった。
 打っても先制の二塁打を含む3安打で5打点。バックネット裏に集まったプロ九球団のスカウトを前に、バットでも存在感を示した。心残りは九回のマウンドを譲ったこと。「エースとしてやってきたプライドがある。最後までマウンドに立ちたかった」
 優勝の先に甲子園はなく、これで高校野球を終えるが「寂しさはない」ときっぱり。「ボールもそこまで走ってない。決め球も、まだまだ甘かった」。課題は山積み。もう次のステージを見据えている。 (波多野智月)
 

打線 悔いを残さず


 敦賀気比・東哲平監督 3年生を中心に集中していた。打線も悔いを残さず、思いっきり振ってくれた。3年間つらいことも多かったが、ついてきてくれた。
 

一つになれた優勝


 敦賀気比・岡村匠樹(なるき)主将 甲子園がなくなり心も折れたが、最後は福井で一番を目指そうと頑張ってきた。もう一度、一つになれたことが優勝につながった。

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