【石川】原爆の恐怖 オンラインで伝える 原水爆禁止世界大会

2020年8月4日 05時00分 (8月4日 09時54分更新)
原爆と枯れ葉剤の被害の深刻さをオンラインで訴える石川県原爆被災者友の会の西本多美子会長=3日、金沢市尾張町で

原爆と枯れ葉剤の被害の深刻さをオンラインで訴える石川県原爆被災者友の会の西本多美子会長=3日、金沢市尾張町で

  • 原爆と枯れ葉剤の被害の深刻さをオンラインで訴える石川県原爆被災者友の会の西本多美子会長=3日、金沢市尾張町で

金沢の西本さん参加


 新型コロナウイルスの感染拡大防止のためオンラインで開かれている原水爆禁止日本協議会(原水協)系の原水爆禁止世界大会に、石川県原爆被災者友の会の西本多美子会長(79)=金沢市=が三日参加し、核兵器など非人道的な兵器の廃絶に向けた思いをモニター越しに語った。
 「前触れなく、ピカッと、ものすごい閃光(せんこう)に包まれました」。西本さんは金沢市内でパソコンを前に、四歳の時に広島市内の自宅で被爆した自らの体験を振り返った。「次に真っ暗になり、頭の上に瓦か何かが、がんがん落ちてきた。あの恐怖は今でも忘れられません」
 西本さんが参加したのは、「ヒバクシャ・枯葉剤被害者との連帯」と題された集会。国際協力を目的とした原水協の派遣団の一員として昨年十一月にベトナムを視察した縁で、スピーチを任された。日本とベトナムなどの視聴者に向け、「大量破壊兵器をなくすために力を合わせましょう」と締めくくった。
 集会では、結合双生児として生まれたグエン・ベトさん、ドクさん兄弟の分離手術を担当した医師グエン・ティー・ゴック・フォンさんも参加し、今も続く枯れ葉剤の健康被害の実態を語った。
 西本さんは会議後の取材に「原爆と枯れ葉剤は両方とも無差別に人を傷つけ、子や孫の世代まで苦しめる。悲惨な兵器をなくすため、世界中で力を合わせることが大切です」と語った。
 国際会議は九日まで。例年、広島市で開いているが、今年はビデオ会議システムと動画投稿サイトを使って開催した。(小佐野慧太)

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