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厄介者の植物 草木染に あわら・細呂木地区の外来種

2020年8月4日 05時00分 (8月4日 09時57分更新)
完成した草木染の作品を干す参加者たち=あわら市のらくーざで

完成した草木染の作品を干す参加者たち=あわら市のらくーざで

 

駆除兼ね 土産物開発計画が始動

 あわら市細呂木地区で、外来種のセイタカアワダチソウの駆除を兼ねた土産物開発プロジェクトが始まった。セイタカアワダチソウは猛烈な繁殖力で周囲の在来植物を駆逐する厄介者だが、黄色の泡のような花は地域のシンボル的存在にもなっている。二〇二三年春の北陸新幹線県内開業に向け、草木染の商品を売り出す計画だ。
 企画したのは、地元の区長経験者らでつくる細呂木地区創成会。地区の女性に呼び掛け、三日に細呂木ふれあいセンター(らくーざ)で開いた研修会には十三人が参加した。技術指導する中村デザイン室(石川県内灘町)の大橋広子さん(52)から染色の工程や、ミョウバンや鉄を使った色止めの仕方を学び、タマネギの皮を使った染めに挑戦した。
 ほぼ半数が初心者で「ワクワクする」「どんな模様が出るの」と会話を弾ませながら、蛇腹に折って糸で結んだり、板で挟んだりした。染色液に浸して一連の工程を終えると、世界に一つだけのハンカチが完成した。磯野由紀子さん(77)=指中=は「木綿とシルクでは違った仕上がり。ナスでも染色できるとか。どんな風に仕上がるんだろうね」と興味津々だった。
 プロジェクトは三カ年計画で、土産物開発と染色体験教室の二本柱。十月にはセイタカアワダチソウを使った染色に取り組むほか、九月は染色に使える他の地域の植物も探す。二〇度中に工房を整備する予定。二一年度は商品やパッケージを絞り込み、二二年度の本格発売を目指す。 (北原愛)

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