足踏み消毒の場所選ばず ハーモテックが考案

2020年8月4日 05時00分 (8月4日 05時01分更新)
 機械設計や楽器販売を手掛けるハーモテック(浜松市中区)が、ユニークな足踏み式の消毒液の噴霧器を考案した。容器を置く台とペダルをワイヤでつないだ簡素な仕掛けで、支柱がなく置き場所の自由度が高いのが特長。容器に直接触れずに済む安心感と省スペースを両立させた。
 金属製のペダルを踏むとワイヤが引っ張られ、容器台の上部にある金具が下がってプッシュ式の容器から消毒液が出る仕組み。台を机やカウンターに置いて使えるほか、カメラの三脚に装着できるねじ穴が開けてある。ワイヤは長さ九十センチ。台は高さ二十五センチで、五百ミリリットル入りの容器が収まる。
 八月下旬に発売予定で、アマゾンでの販売価格は送料込みで九千八百八十円。ハーモテックの森藤慎司社長によると、支柱がある自立型の足踏み式噴霧器の半額程度で、包装も小さくなるため送料が抑えられ、宅配ボックスで受け取りやすくなる。
 自立型の噴霧器は飲食店の狭い入り口には置きにくく、森藤社長は「支柱は無駄な部分だと思った」。ペダルは手前をつま先付近で踏む作りで、子どもでも扱いやすいように工夫した。地元で活動するミュージシャンとしての顔も持ち、スイッチを足で操作してギターの音を変化させるエフェクターから着想を得た。
 黒色を基調としつつ、ペダルの踏み位置やばねは赤色にして、バーやレストランといった雰囲気を重視する店にもなじむようにした。森藤社長は「ウィズコロナの時代には間に合わせの感染対策ではなく、本当に必要な機能を突き詰めることが求められる」と力説する。 (久下悠一郎)
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