復活Vの照ノ富士「強くなっていく自分いる。それが相撲の面白さ」場所後の休み返上し5日から始動へ

2020年8月3日 22時42分

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2度目の優勝を果たした千秋楽から一夜明け、リモートで記者会見する照ノ富士

2度目の優勝を果たした千秋楽から一夜明け、リモートで記者会見する照ノ富士

  • 2度目の優勝を果たした千秋楽から一夜明け、リモートで記者会見する照ノ富士
 大相撲七月場所(中日新聞社共催)で、大関から序二段への転落を経て30場所ぶり2度目の優勝を果たした東前頭17枚目の照ノ富士(28)=伊勢ケ浜=が、千秋楽から一夜明けた3日、オンラインで記者会見。場所後の休みを返上し、5日から始動する猛稽古プランを明かした。
 
 両膝のけがや糖尿病などに苦しみ、大関から序二段まで番付を落としながら再起。2年半ぶりに幕内に返り咲いた場所で、賜杯を抱いた。いくら喜んでも喜び足りないはずだが、照ノ富士は勝利の美酒に酔って一夜明けると、すでにお祝いムードを吹き飛ばしていた。
 「とりあえず、あさって(5日)から体を鍛え直そうと思っている。やれることに全力を出していく」。自分へのご褒美は、場所前から鑑賞する長編映画とささやか。角界の慣例では、場所後1週間ある休みの返上を明言した。
 元大関をもってしても、久しぶりの幕内の15日間で蓄積したダメージは想像以上だった。歓喜の表彰式では、土俵に上がったり降りたりするのもやっと。古傷を抱える膝は限界ギリギリだった。大関時代の強さを取り戻すまで、妥協せずに汗を流すつもりだ。
 大関経験者の平幕優勝は1976年秋場所の魁傑以来、44年ぶりで史上2例目。魁傑はその後、大関復帰を果たしただけに期待は高まるが「鍛えないと来場所は厳しい。(14日目に敗れた)正代関とやった時もそれを感じた」と上位戦が見込まれる秋場所に集中する。
 「イケイケだった」5年前と、地獄を見てはい上がった今。正反対の状況で果たした2度の優勝を比べ、共通する思いに気づいた。「強くなっていく自分が、毎日変わる自分がいるので。それが相撲の面白さ」。劇的Vは復活劇の序章にすぎない。

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