加賀の教育 リモート続々 授業に分身ロボ/中高生オンライン交流

2020年8月4日 05時00分 (8月4日 10時06分更新)
自宅からアバター(中)を遠隔操作するクエインさんと、英語で会話する生徒たち=加賀市山代中で

自宅からアバター(中)を遠隔操作するクエインさんと、英語で会話する生徒たち=加賀市山代中で

  • 自宅からアバター(中)を遠隔操作するクエインさんと、英語で会話する生徒たち=加賀市山代中で
  • オンラインで交流する学習塾の中高生ら

生徒「不思議な感じ 楽しい」


 加賀市内の教育現場で、遠隔地から授業に参加し、双方向のやりとりをするリモート教育の取り組みが広がっている。(小室亜希子)
 山代中学校では七月三十日、遠隔操作できる分身ロボット「アバター」が、一年生の英語の授業に登場した。外国語指導助手(ALT)の米国人ジェームズ・クエインさん(34)が、市内の自宅の端末からアバターを操作し、教室内を動き回っては生徒に話し掛けた。
 授業では買い物の場面が設定され、生徒はアバターのクエインさんに、ハンバーガーやジュースを英語で注文し、クエインさんが代金を伝えるやりとりを繰り広げた。梅田隼(しゅん)さん(12)は「不思議な感じだけど、楽しかった」と笑顔だった。
 市は本年度いっぱい、同校にアバター一台を置き、授業や部活動などで活用してもらう。担当者は「生徒がアバターと触れ合い、情報通信技術(ICT)に関心を持つきっかけになってほしい」と期待する。
 同市作見町の学習塾「ウィズダム」では二十八日夜ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を使って、中学生と高校生のオンライン交流会があった。
 新型コロナウイルスの影響で高校の体験入学が中止や延期になったのを受け、「現役高校生の話を聞くことで、学校生活へのイメージを膨らませてほしい」と企画した。元塾生の小松、大聖寺、小松明峰、小松市立の高校二、三年生五人が画面越しに高校での勉強や部活動の様子を語り、質問に答えた。
 対面での交流会を検討したが、県内でも感染者が相次ぐ中、オンライン開催に決めた。塾代表の花山久美さんは「コロナ禍で、受験を控えた中高生は不安な気持ちでいる。中学生は情報を得ることで意欲が高まり、高校生は誰かの役に立つことで元気になってもらえたら」と期待した。

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