杉沢春がいの多彩な画業紹介 長浜市曳山博物館

2020年8月3日 05時00分 (8月3日 11時57分更新) 会員限定
代表作「石榴小禽図」が描かれた寿山の舞台障子奥襖(写真左)=長浜市元浜町で

代表作「石榴小禽図」が描かれた寿山の舞台障子奥襖(写真左)=長浜市元浜町で

  • 代表作「石榴小禽図」が描かれた寿山の舞台障子奥襖(写真左)=長浜市元浜町で
 江戸時代後期から明治時代にかけて長浜で活躍し、四百年以上の歴史を持つ「長浜曳山(ひきやま)まつり」の曳山にも作品を残した画人、杉沢春がい(「がい」は涯のつくり)の作品展が長浜市元浜町の市曳山博物館で開かれている。三十一日まで。会期中は無休。
 「曳山を彩る絵師たち」と題した企画展の第五弾。博物館によると、春がいは一八二九(文政十二)年、旧坂田郡下之郷村安福寺(現長浜市下之郷町)に生まれたが、師匠や没年は不明。
今も旧長浜町内などに作品が残り、多彩な画業の一端を紹介しようと企画した。
 会場には二十二点を展示。曳山の一つ「寿山(ことぶきざん)」の舞台障子の下半分「腰襖(こしぶすま)」に描かれた代表作「石榴小禽(ざくろしょうきん)図」は、金地の背景にくっきりとした輪郭線と鮮やかな色遣いが映え、華やかさを醸し出している。
 平安時代の歌物語である伊勢物語を題材にした「東下(あずまくだ)り図」や、同時代の四条派の基本的な描き方に通ずる「丸みを帯びた人物の輪郭線」などが特徴の「西園雅集(せいえんがしゅう)図」といった作品も展示した。担当者は「大和絵風から四条派風まで、幅広い絵の技術を持っていたことが分...

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