「ねぷたの義景」来年参上  越前町朝日地区「あさひまつり」   

2020年8月3日 05時00分 (8月3日 09時14分更新)
長年使い続けてきた気比庄区のあんどん山車。朝倉義景(手前)と太刀持ちの人形が乗っている=越前町のあさひまつり山車会館で

長年使い続けてきた気比庄区のあんどん山車。朝倉義景(手前)と太刀持ちの人形が乗っている=越前町のあさひまつり山車会館で

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 気比庄区 山車新調プロジェクト

 越前町朝日地区の夏の風物詩「あさひまつり」。コロナ禍で今年は中止となったが、来年に向けて同町気比庄区が祭りの目玉「あんどん山車」を新調するプロジェクトを始めた。青森県五所川原市の「五所川原立佞武多(たちねぷた)」のねぷた師に山車人形の製作を依頼し、三日からインターネットで一部資金の調達を開始。関係者たちは「若者離れが進む中、地元が誇るまつりにいま一度活気を」と意気込む。 (玉田能成)
 色彩豊かなあんどん山車は、町内を縦横無尽に駆け巡る勇壮な姿が特徴的。朝日地区の各区で作られ、近年は十五基ほどが巡行する。地元住民らによると、多くの区で毎年修繕しながら使っているため、目新しさは減りつつあり、担ぐ若者の意欲低下にもつながっている。
 気比庄区の山車人形は戦国武将の朝倉義景。義景の戦列が集落を通り掛かった際、産気づいた奥方の子を地元の産婆が取り上げたという言い伝えに由来するという。現在の山車は二十年ほど前から使用している。
 五所川原立佞武多は「青森ねぶた」「弘前ねぷた」と並ぶ青森三大ねぶたの一つで、高さが最大二十メートル以上にもなる巨大山車などが魅力だ。気比庄区の新しい山車を担当するのは、立佞武多を数多く手掛けてきた福士浩朗さん(五所川原市在住)。気比庄区公民館の清水豊之館長が同市の農業仲間を介して、製作を依頼した。
 福士さんは言い伝えに基づいた新しい義景人形を製作中で、秋の完成を見込んでいる。同区の酒井和幸区長は「あさひまつりを再興する大きな夢を持ちながら、プロジェクトを進めていきたい」と話している。
 一部資金の調達はクラウドファンディングサイト「READYFOR(レディーフォー)」で受け付ける。期間は九月十五日までで、目標額は百万円。

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