国に確認求める決議採択 小浜線 並行在来線に該当せず  

2020年8月3日 05時00分 (8月3日 09時16分更新)
北陸新幹線の整備促進に向けてガンバロー三唱で気勢を上げる出席者ら=2日、福井市の県自治会館で

北陸新幹線の整備促進に向けてガンバロー三唱で気勢を上げる出席者ら=2日、福井市の県自治会館で

  • 北陸新幹線の整備促進に向けてガンバロー三唱で気勢を上げる出席者ら=2日、福井市の県自治会館で

 県促進同盟会 敦賀以西見据え


 行政や経済界などでつくる県北陸新幹線建設促進同盟会は二日、福井市の県自治会館で総会を開いた。敦賀以西の「小浜−京都ルート」着工を見据え、JR小浜線が並行在来線に該当しないことなどを確認するよう政府・与党に求める決議を初めて採択した。 (山本洋児)
 整備新幹線には安定的な財源見通しの確保など、着工に向けた五条件がある。「並行在来線の経営分離についての沿線自治体の同意」もその一つ。県は敦賀−新大阪間について、二〇二三年春の敦賀開業から切れ目ない着工を求めており、期限が迫っている。
 一六年度末に決定した「小浜−京都ルート」では、県内区間を小浜線が並行して走る。県は、旧運輸省(現国土交通省)の見解を踏まえ「並行在来線は特急列車が移る線区」と認識している。
 決議では「JR小浜線は特急が運行されておらず、新幹線開業により旅客輸送量が著しく低下する路線ではない」と指摘。敦賀−新大阪間の整備に伴う並行在来線には該当しないとし、国にこの考え方を確認するよう求めた。
 総会後、敦賀以西の財源問題を検討する自民党プロジェクトチーム座長の高木毅衆院議員(福井2区)は報道陣の取材に「並行在来線は優等(特急)列車が対象になる。小浜線は対象にならないと考え、国に働き掛けている」と述べた。
 決議は全五項目。敦賀−新大阪間の財源見通しを早くつけ、三〇年度末の北海道新幹線札幌開業ごろまでに全線整備を実現することや敦賀駅発着の全ての新幹線と乗り継げる特急列車の確保なども掲げた。
 会長の杉本達治知事は新型コロナウイルスを念頭に、大都市への人口集中のリスクが高まっているとし「分散型国土に変えるため新幹線が必要。大阪につなぐ運動をしっかり続けたい」と決意を語った。
 最後は全出席者がガンバロー三唱で気勢を上げた。総会には県関係国会議員のほか、沿線自治体や経済界などから計百二十人が出席した。

関連キーワード

PR情報

福井発の最新ニュース

記事一覧