知事と市長、亀裂今も あいちトリエンナーレ展示中止1年

2020年8月3日 05時00分 (8月3日 05時01分更新) 会員限定
 国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で戦時中の慰安婦を象徴する少女像などの展示が抗議を受け、中止に追い込まれて三日で一年。実行委員会長の大村秀章知事を、名古屋市の河村たかし市長が激しく批判し、新型コロナウイルス対策で協力が必要な今も溝は深まるばかりだ。
 ■そっぽ
 名古屋市繁華街を中心に、愛知県で感染拡大が深刻化した七月下旬。河村市長と大村知事が一日違いで名古屋市の繁華街・錦三地区を訪れ、競うようにコロナ対策の啓発をした。
 周辺の県が心配するこの非常事態にも、県市のトップに協力姿勢が見られない。ベテラン自民市議は首をかしげ、二人に忠告する。「リコール(解職請求)や訴訟はコロナ後にやってくれ。今は県と市がコロナに向かって一致団結せないかん時期だ」
 ■支払い
 昨年八月二日、河村市長がトリエンナーレ会場を訪れ、少女像を「日本人の心を踏みにじるもの」と批判した。市長は以前から慰安婦問題に強くこだわる。
 こうした発言と前後して県庁への電話攻撃「電凸(でんとつ)」が激化。県職員への個人攻撃もあり、...

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