50歳を過ぎて…俳優・渡辺いっけいの”道しるべ”になった作品…映画初主演「限界を超えたものを監督が引き出してくれた」

2020年8月2日 23時56分

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映画「いつくしみふかき」に出演した(左から)榎本桜、渡辺いっけい、遠山雅、加納和可子

映画「いつくしみふかき」に出演した(左から)榎本桜、渡辺いっけい、遠山雅、加納和可子

  • 映画「いつくしみふかき」に出演した(左から)榎本桜、渡辺いっけい、遠山雅、加納和可子
 俳優の渡辺いっけい(57)が公開中の映画「いつくしみふかき」に初主演している。テレビドラマに欠かせない存在だが、「50歳を過ぎて、役者としてわかりやすさだけを求めていていいのか。自分は何をやりたいのか」という時期に出会った作。すでに多くの賞を受けている注目作で、「限界を超えたものを監督が引き出してくれた」とかみしめている。
 「20代のころはマニアックな作にも出演してきました。もともと、あまのじゃくな人間で、はやっていない方にばかり行く。テレビでは分かりやすさを大切にしていた節があって」
 劇団☆新感線、状況劇場で活動し、30歳ごろから、NHK朝ドラ「ひらり」(1992、93年)などテレビに主戦場を移した。多くのドラマに出演し、演出家らの狙いが読めるようになり、「インディーズ系映画に出られる役者になりたいと思っていた」ことを思い出す。
 そんな時、テレビの現場で一緒だった大山晃一郎監督から、長編初監督作出演を打診された。殴るシーン、殴られるシーンは予想以上の激しさで、試写を見て「面食らい、自分が新鮮にも見えました」と説明した。
 作品は80年代、長野県飯田市での一家の実話をもとにしている。妻の出産のさ中、渡辺演じる広志は妻の実家で現金を盗み、悪魔とののしられ、村を追い出される。一方、母に甘やかされて育った息子は職を転々とし、逃げ込んだ教会で父と知らぬまま対面する。
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