<球心> 攻めた梅津、10回零封

2020年8月3日 05時00分 (8月3日 05時01分更新) 会員限定
中日−ヤクルト 9回表2死一、二塁、梅津が山崎を二直に打ち取り、雄たけびを上げる

中日−ヤクルト 9回表2死一、二塁、梅津が山崎を二直に打ち取り、雄たけびを上げる

  • 中日−ヤクルト 9回表2死一、二塁、梅津が山崎を二直に打ち取り、雄たけびを上げる
 ファンへのあいさつを終え、「0」が並んだスコアボードを不思議そうに見詰める。梅津の表情は、自身に眠っていた力に驚いているようにも映った。
 アマチュア時代にも経験のなかった延長十回を127球で投げ切った。それでも「勝てなかったのが悔しいが、やれたという気持ちもある。こういう投球を続けていきたい」。試合後もなお、戦う姿勢を崩さなかった。
 申告敬遠二つを除けば無四球。攻めの意識が最も表れたのは、四回1死から連打で一、三塁とされた場面だった。打者は村上。初球、内角への直球で勝負した。打球は詰まり、これ以上ない二ゴロ併殺が決まる。九回2死一、二塁でも、山崎の膝元にまず直球を投げ込んだ。最後はフォークボールで二直。痛打を恐れず、懐を突き続けた。
 今季初登板だった6月21日のヤクルト戦は7回無失点で白星。だが、以降の5試合で1勝しかできず、7失点や6失点で試合を壊したこともあった。思うように直球が走らないことなど、小さな問題にいらだち「打者ではなく自分と戦ってしまっていた」。分かっていても、繰り返した。
 今カード初戦で大野雄が完投勝利。前日は同じ2年目の勝野が8回1失点で粘りの白星を手にした。2人...

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