掛け声なし、観客1/4 異例の国技館、無事に千秋楽

2020年8月3日 05時00分 (8月3日 05時01分更新) 会員限定
 定員の4分の1に当たる約2500人を上限として観客を迎え入れた今場所を無事終え、日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は「急きょ観客を入れることを決めたのに、これだけのお客さんが来てくれた。ルールを守って拍手で応援してもらい、本当にありがたい」と感謝した。
 売店の相撲グッズやお土産も品ぞろえは少なく、スタッフは「品数は4分の1くらい。お客さんが4分の1だから」と寂しそうな表情だったが「無観客よりはね」と言葉を続けた。
 館内の通気性を保つために、通路の大きなガラス扉は全て開放。観客は4人用の升席に1人、いす席も間隔を空けて座った。大声でしこ名を呼ぶ声援は禁止され、拍手のみで応援の気持ちを伝えた。横綱土俵入りでは「よいしょ」の掛け声もない。土俵に一番近いたまり席もファンを入れず、土俵の周りの景色は一変した。力士も支度部屋でのマスク着用など徹底した感染予防策が講じられた。接待を伴う夜の店で会食した幕内力士が感染の可能性も考慮して休場した他は目立ったトラブルもなく、異例の場所は幕を閉じた。 (平松功嗣)

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