太陽光LED、光る効果 豊田合成開発、販路拡大へ

2020年8月3日 05時00分 (8月3日 05時01分更新) 会員限定
 トヨタ自動車グループの豊田合成が、太陽光に近い性質の発光ダイオード(LED)を開発し、高付加価値分野の照明として製品化に力を入れている。複数の共同研究で、植物の成長を促進し、人のストレスや疲れを緩和して集中力がアップする効果を確認した。植物栽培を含めた工場やオフィス、学習塾など幅広い分野で販路拡大を目指す。 (鈴木龍司)
 太陽光LEDは赤、緑、青色の蛍光体の組み合わせで日光に近い光を再現したLED。三センチ角の部品を複数組み合わせて使う。色あせや肌の染みなどの原因となる紫外線(UV)をほとんど含まないことが特長で、次世代LEDとして注目されている。
 ノーベル物理学賞を受賞した赤崎勇・名城大終身教授との共同研究で青色LEDを実用化した豊田合成は、二〇一五年に研究に着手。蛍光体の開発と調合、発光効率を高める技術に強みがあり、業界トップクラスの太陽光の再現度を実現した。
 葉物野菜の栽培試験では、太陽光LEDを照射すると、一般のLEDと比べて野菜の重量が二〜四割アップすることが判明。光合成が促進の理由とみられ、植物工場に展開し、食料問題への貢献...

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