東山のツシマヤマネコ死ぬ 「さんちゃん」雄16歳

2020年8月3日 05時00分 (8月3日 05時00分更新) 会員限定
ツシマヤマネコのさんちゃん=東山動植物園提供

ツシマヤマネコのさんちゃん=東山動植物園提供

  • ツシマヤマネコのさんちゃん=東山動植物園提供
 東山動植物園(名古屋市千種区)は二日、国の天然記念物であるツシマヤマネコの雄「さんちゃん」(十六歳)が死んだと発表した。死因は多臓器不全。今年二月の健康診断で腎臓の肥大化が分かり、七月末から食事量が減っていた。
 さんちゃんは二〇〇四年四月、福岡市動物園で誕生。その後、よこはま動物園ズーラシア(横浜市)で九年ほど過ごし、一六年十一月に東山に来園した。
 園によると、さんちゃんは人間でいうと八十代。数年前から腎臓の調子が悪く、腎臓に負担の少ない食事を与えていたという。それでも頻繁に屋外運動場に出て、来園者を喜ばせていた。担当者は「かわいらしい外見と、人懐こい性格でファンも多かった」と振り返る。
 ツシマヤマネコは長崎県・対馬に生息するネコ。生息数は百頭ほどで、環境省のレッドリストで絶滅の可能性が最も高い絶滅危惧種IA類(CR)に分類されている。さんちゃんの死で、東山の個体は雄二頭、雌一頭になった。 (水越直哉)
記者へのメッセージポストへの投稿はこちらから

関連キーワード

PR情報

愛知の最新ニュース

記事一覧