新幹線高架橋 国8の頭上に 福井、2日間かけ工事

2020年8月2日 12時49分 (8月2日 12時49分更新)
国道8号をまたぐ前の北陸新幹線の高架橋=7月28日

国道8号をまたぐ前の北陸新幹線の高架橋=7月28日

  • 国道8号をまたぐ前の北陸新幹線の高架橋=7月28日
  • 左側から少しずつ渡される橋桁。先端に付いた手延べ桁(緑色の部分)と一緒に押し出された=7月29日午後11時7分
  • 国道8号をまたいだ高架橋=7月30日、いずれも福井市下莇生田町で
 北陸新幹線の建設工事で、福井市下莇生田(しもあぞうだ)町の高架橋が七月二十八、二十九日の二日間かけ、国道8号をまたいだ。二〇二三年春に開業を予定している金沢−敦賀の県内区間では初めて。建設主体の鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)が、作業現場を報道陣に公開した。 (山本洋児、尾嶋隆宏)
 新幹線高架橋と国道8号が重なったのは、下莇生田交差点近く。工事は両日とも午後十時から翌日午前六時まで、国道8号を全面通行止めにして進められた。
 国道8号の上に渡したのは、全長六十五メートルの橋桁。橋桁の先端には、落下防止用の「手延べ桁」(全長四十四メートル)が取り付けられていて、全長百メートルほどになる長い構造物を南側の新幹線高架上から油圧ジャッキで少しずつ送り出し、道路向こうの高架との間に「橋」を架けた。
 二十八日午後十一時ごろからの作業で、手延べ桁がまず国道8号の上を渡った。二日目の二十九日も午後十時半ごろから作業し、三十日未明に橋桁部分が完全に道路上を通った。橋桁は二日間で百十メートル余り動いた。
 鉄道・運輸機構の担当者は「何もなかった国道8号の上に新幹線高架橋が架かる工事なので、建設が進んでいることを実感してもらえるのではないか」と話していた。
 今後は渡した橋桁を橋脚に据え付ける「桁降下」の工事を行う。八月十九〜二十九日のうち日曜日と予備日を除く九日間に、再び国道8号を全面通行止めにする予定。
 金沢−敦賀では、国道8号との交差は四カ所ある。白山総合車両所(石川県白山市)以南の建設中区間は三カ所で、福井県内は福井、敦賀両市で各一カ所。敦賀市では今冬の作業を予定している。
 石川県加賀市では、道路の両側から橋桁を延ばす方法で施工中。

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