勝野の力投報われた! 2年目右腕が8イニング1失点でプロ2勝目 「小さいころ応援に来ていた。立ててうれしい」本拠地初お立ち台

2020年8月2日 06時00分

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今季2勝目を挙げた勝野

今季2勝目を挙げた勝野

  • 今季2勝目を挙げた勝野

◇1日 中日3-1ヤクルト(ナゴヤドーム)


 2年目右腕の熱投がチームを一つにした。中日は勝野昌慶(あきよし)投手(23)が8イニングを1失点。代打が送られた8回裏に攻撃陣が奮起して勝ち越し。勝野にプロ2勝目となる今季初白星をつけた。早い回の降板が多かった先発陣の中で、前夜完投した大野雄に続く2人目の8イニング到達。力投が報われた。
 絶対にやり返す―。その思いで、勝野は思い切り腕を振った。魂のこもった150キロ真っすぐは、捕手の構えよりやや甘めに浮いた。それでも、村上のバットは空を切った。力でねじ伏せ、右拳を握り締めた。
 1―1の同点で迎えた6回2死三塁。「その前(4回)に決め球の自信を持っているフォークを打たれた。悔しかった。やり返してやると思い、空振りを取りにいこうと腕を振りました」。4回には左前に同点打を許していた難敵を抑え、流れを引き寄せた。
 自己最長8イニング、魂の110球。大島の千金打で熱投が最後に報われた。昨年5月24日のヤクルト戦(神宮)以来、1年2カ月ぶりとなるプロ2勝目、今季初勝利を手にした。「小さいころ応援に来ていて、そういうところに自分が立てて素直にうれしいです」と初の本拠地お立ち台を喜んだ。
 土岐商から三菱重工名古屋に入社した1年目にU―23日本代表に選ばれた。そのときのジャパンの投手コーチで、近鉄、中日、メジャーで活躍した大塚晶文さん(現中日国際渉外担当)の投球フォームを理想とし、手本にしていた。今年になって、かつての中日のエース、川上憲伸さん(本紙評論家)の投げ方を参考にするようになった。
 「僕のボールは自然とカットする。カットボールといえば川上さんと思ったんです」。投げ急ぐ悪癖があったため、川上さんのようにゆったりと体を動かすようにした。腕の動き、下半身の使い方、さらには立つところ。「ドラゴンズを引っ張られた方だし」と、自身も将来はエースにという思いもあった。
 今年1月27日には次女が誕生。「家族のために頑張らないといけないと常に準備しています」。希夫人はテレビで常に観戦し、長女は画面越しに『パパ!』とエールを送っているという。
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