【富山】舟橋村長選40年ぶり選挙戦へ 古越前副村長が出馬表明

2020年8月2日 05時00分 (8月2日 05時01分更新)
村長選への出馬を正式表明した古越邦男氏=1日、富山県舟橋村で(山岸弓華撮影)

村長選への出馬を正式表明した古越邦男氏=1日、富山県舟橋村で(山岸弓華撮影)

  • 村長選への出馬を正式表明した古越邦男氏=1日、富山県舟橋村で(山岸弓華撮影)

 来年一月に任期満了となる富山県舟橋村長選で、前副村長の古越(ふるこし)邦男氏(67)が一日、設立した後援会で「誰もが安心して生活できる村にしていきたい」と語り、正式に出馬を表明した。現職の金森勝雄氏(76)=無所属=も三月議会で五選を目指して出馬を表明しており、四十年ぶりの選挙戦となる見通し。
 古越氏は二〇〇七年から昨年まで副村長を務めた。支援者と話し合い、今年六月ごろ出馬を決めた。
 村内であった後援会設立総会には支援者ら約八十人が出席。消防車両が通行できるよう道路の整備や、村職員に防災士の資格取得を促すなど、防災面での強化も目指すことを掲げ「今が未来へのまちづくりに向け種をまく時期だ」と強調した。
 その後、臨んだ記者会見では、古越氏は村が力を注ぐ子育て世代への支援に引き続き取り組むとした上で「医療や福祉など、各世代に向けた政策も考えていきたい」と話した。選挙戦については「実現したいことがあるから出馬したのであり、四十年になることを意識はしていない」と強調。金森氏に対しては「長いから悪いというわけではない」と語った。村が昨年廃止した副村長職には「危機管理の面において(村長)一人ですべてのことはできない」と指摘した。
 金森氏は七月三十一日、本紙の取材に改めて出馬を意欲を示し「村を良くしたいという思いがあって、相手も立候補しているのだと思う。政策論議を重ねていきたい」と語った。
 総会では後援会関係者から金森氏の高齢や多選を批判する声が上がり、多選の是非が争点となる見込み。
 村の面積は東京ディズニーランド七個分の三・四七平方キロメートルで、全国一面積が小さい村として知られる。人口は約三千人。富山市と隣接していることからベッドタウン化が進み、〇五年には人口増加率が全国で二位となった。「子育て共助のまちづくり」を掲げ、ファミリー向け賃貸住宅などを整備し、子育て世代の転入が続いている。

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