『半沢だけじゃないな…』5カ月ぶりで片岡愛之助の「連獅子」気迫熱演を松竹社長も絶賛 妻・藤原紀香は感涙

2020年8月1日 20時04分

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特製マスク着用の演奏陣をバックに「連獅子」を務めた片岡愛之助(右)と中村壱太郎(松竹提供)

特製マスク着用の演奏陣をバックに「連獅子」を務めた片岡愛之助(右)と中村壱太郎(松竹提供)

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東京・歌舞伎座で「八月花形歌舞伎」開幕

 新型コロナウイルス禍で公演中止や延期が続いた東京の歌舞伎座で1日、約5カ月ぶりとなる「八月花形歌舞伎」が開幕した。徹底したコロナ対策を講じた史上初の四部制で、松本幸四郎(47)や市川猿之助(44)らが厳しい日常を忘れるような華やかな舞台を次々と披露。再開を待ち望んでいた観客からの惜しみない拍手が劇場に鳴り響いた。
  ◇  ◇  ◇
 新時代の歌舞伎が静かに幕を開けた。
 開演中の声かけが禁じられ、一部1演目のみの上演で幕あいのにぎわいもなく、俳優やスタッフ、観客も総入れ替え。約1800ある観客席も前後左右を空けて823席に減らした。それでも開演前から4つの入り口には行列ができ、着物姿や子ども連れの人々には笑顔があふれていた。
 劇場前で見守った松竹の迫本淳一社長は「ありがたくて涙が出た。(千秋楽まで)無事に終わってほしい」と感謝。別の幹部も「第二の新開場です」と7年前の光景を重ねながら再出発に気を引き締めた。
 第一部の「連獅子」では片岡愛之助(48)と中村壱太郎(29)の演じる親子獅子が息の合った毛振りを披露。会見で「コロナを吹き飛ばす」と意気込んだ豪快な演技に鳴りやまない拍手。着物姿で観劇を終えた愛之助の妻で女優の藤原紀香(49)は「お客さまの拍手が何よりうれしかった」と感涙。人気ドラマ「半沢直樹」にも出演している愛之助の熱演に迫本社長も「半沢だけじゃないな。ホームグラウンドで俳優冥利(みょうり)に尽きる」と気迫みなぎる演技を絶賛した。
 親獅子からスーツ姿に“早変わり”で劇場正面から出てきた愛之助も「(終演後)すぐに出なきゃいけないので」と息を切らせながらも満足感いっぱいの表情。「涙が出そうになりました。待っていただいてたんだなと。お客さまの拍手にパワーをいただいた」と感謝。第二部「棒しばり」に出演する中村勘九郎(38)から劇場の様子をうかがう電話もあり「ものすごい盛り上がり。安心してやって」と伝えたことも明かした。
 第四部「与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし)」で切られ与三郎を演じる幸四郎は文書で「ありがたいという感謝の気持ちと、やっと舞台に立てる喜び、歌舞伎ができることの幸せを感じると同時に、これから12カ月の第一歩としての責任感もあります。新しい時代の、新しい歌舞伎の初日だと思っていますので、皆さまには、はじめの一歩というものを見ていただきたいです」とコメントした。
 「半沢―」の新悪役でブレーク中の猿之助と中村七之助(37)が共演する第三部「吉野山」はいち早く完売の人気ぶり。観劇直後の女性ファンからは「七之助さん、めっちゃキレイ」「猿之助さんに感激しっぱなしだった」と興奮冷めやらぬ声が相次いだ。
 公演は26日まで。
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