新種発掘高まる期待 第4次恐竜化石調査説明会

2020年8月1日 05時01分 (8月1日 12時15分更新)
重機で割った岩石の表面を調べる研究員ら=勝山市北谷町で(蓮覚寺宏絵撮影)

重機で割った岩石の表面を調べる研究員ら=勝山市北谷町で(蓮覚寺宏絵撮影)

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勝山


 勝山市北谷町杉山で行われている第四次恐竜化石発掘調査のメディア向け説明会が三十一日、現地で開かれた。
 調査は二十七日に再開され、九月五日まで実施。これまでの調査で見つかった骨化石含有層(ボーンベッド)を中心に、百五十平方メートルを対象に発掘する。ボーンベッドがある地層は、二〇〇〇年に新種と認定されたフクイラプトルなどが見つかった層と同じ。第四次調査は発掘現場の南側エリアを対象に一三年度から始まり、アンキロサウルス類の歯やオルニトミモサウルス類の骨の化石、原始的な鳥類で新種の「フクイプテリクス」の骨化石も見つかっている。
 県立恐竜博物館の柴田正輝主任研究員によると、岩石に含まれる骨化石の密度が高いエリアであり、ここ数年は時間をかけて調査している。歯が見つかっている「スピノサウルス科」やよろい竜、見つかっていないフクイラプトルの頭骨の化石などの発見が期待される。
 この日も重機を使ってボーンベッドを割り、研究員らが岩石の表面を確認したり、さらにハンマーで細かく砕いたりして化石を探した。再開以降にカメなどの甲羅などとともに肉食恐竜の歯とみられる化石などが見つかっている。
 一方で本年度の発掘調査は、新型コロナウイルス感染症対策で学生のアルバイトを雇わず、研究員を中心に実施。そのため四千三百点の歯や骨の化石を見つけた昨年度よりはペースが落ちる見込み。柴田主任研究員は「少数精鋭で、いいものを見つけたい」と話す。当初計画で第四次調査は本年度までだったが、調査の進み具合によっては延長も検討するという。 (山内道朗)

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