コロナの影 浜松復興記念館、児童団体利用が激減

2020年8月1日 05時00分 (8月1日 05時03分更新)
館内に展示している戦時中の品や写真を紹介する鈴木勉館長=浜松市中区で

館内に展示している戦時中の品や写真を紹介する鈴木勉館長=浜松市中区で

  • 館内に展示している戦時中の品や写真を紹介する鈴木勉館長=浜松市中区で
 太平洋戦争や、その後の復興の歴史を伝える浜松復興記念館(浜松市中区利町)の来場者が激減している。新型コロナウイルスの影響で、例年ある小学六年生を中心とした団体利用がほぼなくなったためだ。新型コロナは、子どもたちが戦争について学ぶ機会にも影響している。 (内田淳二)
 浜松市は戦争で二十七回に及ぶ空襲を受け、市街地の大部分が焦土と化した。館内には、爆弾の破片や焼夷(しょうい)弾の実物、当時の生活用品などが並び、戦争や平和について考える機会を提供している。
 今年はコロナ禍で五月半ばまで約一カ月休館。再開後も利用は低調なままだ。例年なら五、六月だけで、小学校を中心に二十数校、計千五百人ほどの団体利用があるが、今年は二校のみ。今後の予約も秋に四校あるだけだという。鈴木勉館長は「感染予防のため、校外学習が難しくなっている。夏休みすら短縮される中、授業時間にも余裕がないようだ」と残念がる。記念館では、消毒や検温、ソーシャルディスタンス(社会的距離)の呼び掛けなどもしており、団体利用以外の来訪も待ち望んでいる。

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