沖縄の問題 人ごとではない 8日公開「菜の花日記」

2020年8月1日 05時00分 (8月1日 10時15分更新)
映画「ちむぐりさ」の上映に向けて沖縄への思いなどを語る坂本菜の花さん(左奥)=金沢市柿木畠の「もっきりや」で

映画「ちむぐりさ」の上映に向けて沖縄への思いなどを語る坂本菜の花さん(左奥)=金沢市柿木畠の「もっきりや」で

  • 映画「ちむぐりさ」の上映に向けて沖縄への思いなどを語る坂本菜の花さん(左奥)=金沢市柿木畠の「もっきりや」で

坂本さん金沢でトーク


 能登生まれの少女が見た沖縄を描いたドキュメンタリー映画「ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記」が、八日から金沢市のシネモンドで、十五日からは富山市のほとり座で公開される。上映を前に三十一日、出演した坂本菜の花さん(21)=珠洲市=のトークイベントが金沢市内で開かれた。
 沖縄テレビ放送製作の映画は、那覇市のフリースクール「珊瑚(さんご)舎スコーレ」で高校時代を過ごした坂本さんに密着。沖縄の歴史や文化に触れながら米軍の基地建設やヘリコプター墜落の現場などを訪れ、地元の人々と交流する中で感じた問題や痛みを“自分ごと”として受け止める姿を追った。
 金沢市柿木畠の「もっきりや」であったイベントで、題名の「ちむぐりさ」について、坂本さんは誰かの悲しみは自分の悲しみでもあるという沖縄の好きな言葉だと説明。「基地の島」が抱える問題に「これだけ状況が変わらないのは差別があるからではないか」「沖縄のことは対岸の火事じゃない」と訴えた。
 現在は家業の旅館を手伝う傍ら、仲間とごみ減量化に取り組んでいると報告し、「誰の責任か言うだけでなく自分で何をやるかが大事」と身の回りからの実践を話した。イベントは企画したエッセイストの水野スウさんが聞き役となり、一時間ほどの話に約二十人が耳を傾けた。
 本紙地方版に連載されたコラムをきっかけに生まれたテレビ番組は、多くの賞に輝いた。映画はスクール卒業後の一年間も追加取材、再編集して百六分の作品にまとめた。 (鈴木弘)

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