リニア工事 島田市長、慎重な姿勢崩さず 

2020年7月31日 05時00分 (7月31日 05時04分更新)
 リニア中央新幹線の南アルプストンネル(静岡市葵区)工事を巡り、国土交通省の有識者会議が大井川の中下流域への影響は「軽微」とする見解で大筋合意したことを受け、島田市の染谷絹代市長は三十日の定例会見で「国の有識者会議の結論、その後の県の判断を見守りたい」と語った。
 中下流域への影響に関する質問が相次いだが、その評価には言及せず「軽微だとする具体的なデータが現時点で示されていない以上、軽率なことを言えない」と慎重な姿勢を崩さなかった。
 国交省の有識者会議は近く、水問題に対する中間結果を取りまとめる。染谷市長は「会議でどんな議論がされたのか、どんな進捗(しんちょく)状況にあるかなど、国交省から直接聞きたい」と述べ、国が流域市町に説明する機会を求めた。
 川勝平太知事は、国交省の有識者会議が何らかの結論を出したとしても、県の有識者会議や地元が了承しない限り、その結論は有効ではないとの考えを示している。 (大橋貴史)

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