勝山市の荒土小児童が台湾と交流

2020年7月22日 05時00分 (7月30日 17時45分更新)

新型コロナ感染症の医療従事者に関する記事を読みながら、感想を書く児童=福井県勝山市荒土小で

 新型コロナウイルス感染症をテーマに福井県勝山市荒土小学校六年生十七人が今月から、台湾の子どもたちとインターネットを使って交流を深めている。二十一日は荒土小児童が、日台両地域のコロナ対策を紹介し合う授業に向けて、新聞記事を使って現状を学んだ。
 NPO法人「ジャパンアートマイル」(兵庫県赤穂市)が進める「アートマイル国際協働学習プロジェクト」の一環。海外のパートナー校とネットを使って対話しながら共通のテーマを学び合い、最後に学んだことを基に一枚の壁画を作る。荒土小は九日から台北市の蛍橋国民小学の児童と交流を始めた。
 日本国内で確認されて以降の経緯や自分たちの生活で変わったことなどを振り返り、さらに県内の医療従事者を取り上げた記事を読みながら現状を学んだ。現場の過酷な状況や、医療従事者とその家族に「差別」のようなことが起こっていることを医療従事者が明かす記事を読み、児童たちは「患者への対応で大変なのに悪く言われるのはかわいそう」などと意見を出し合った。
 自分たちができることも話し合い、「密接しない」「消毒をしっかりする」など、感染して医療従事者の負担を増やさないために予防に努めていることや「悪口を言わない」など思いやりがある発言が相次いだ。
 石川楓夏さん(11)は「患者の対応が大変。コロナはみんなにさまざまな形で迷惑をかける。台湾の子どもたちにも伝えたい」と話した。
 六年生十七人は、九月にネットを使って研究成果交流を図る予定で、それまでに地域の人の話や新聞記事などから、地域で取り組む対策を調べる。(山内道朗)
(7月22日付 中日新聞朝刊福井総合版より)

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