事業売り買い 高まる意識 後継者不足、コロナ影響 

2020年7月30日 05時00分 (7月30日 09時37分更新)
仲介会社に希望を伝える相談者(手前中央)=福井市の福井商工会議所ビルで

仲介会社に希望を伝える相談者(手前中央)=福井市の福井商工会議所ビルで

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 24社参加し福井で相談会

 県内事業者の高齢化や後継者不足が深刻化する中、福井銀行と福邦銀行、県事業引継ぎ支援センターは二十九日、福井市の福井商工会議所ビルで事業継続や承継の相談会を開いた。コロナ禍を受けて、企業の事業譲渡(売り)や譲受(買い)の意識がより高まっている。
 相談会には建設業や製造業など幅広い業種の県内二十四社が参加。「後継者不在なため、第三者への企業の合併・買収(M&A)を検討している」「親族・従業員への承継を検討している」といった譲渡側や「次の一手として業務拡張したい」という譲受側の双方が、各ブースでセンターや仲介会社に希望を伝えた。
 テレビ会議を使った「伴走型オンライン相談会」では、全国で相談を受けている専門家がM&Aの疑問点を説明。今回の相談会を「入り口」として相手探しなどを進めていく。センターによると、切迫した相談は少ないものの、コロナ禍を好機として新たな経営戦略の手法に事業譲受を希望する事業者が多くなっているという。
 福井市の飲食・サービス業の経営者は「コロナの影響を受けている。事業の柱が一、二本では不安」と参加した。「同業に限らず他分野への参入も視野に入れる」と話す。嶺南にある保守・メンテナンス業者も事業拡大を検討。「仲介会社の話は参考になった。できれば近隣エリアで探したい」と意欲を示した。 (長谷川寛之)

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