パジェロ製造閉鎖は「不可避」 三菱自幹部、本紙に語る

2020年7月29日 05時00分 (7月29日 05時02分更新) 会員限定
 業績が悪化している三菱自動車の安藤剛史上席執行役は二十八日、本紙の取材に、子会社のパジェロ製造(岐阜県坂祝町)の閉鎖決定を「重い決断だが、(国内拠点全体の)稼働率を上げ、生産性を強化するためには避けられなかった」と説明した。生産を集約する岡崎製作所(愛知県岡崎市)については「今後もスポーツタイプ多目的車(SUV)を中心にグローバルの生産拠点の役割を担う」と述べ、当面は生産規模を維持する方針を示した。 (鈴木龍司、曽布川剛)
 パジェロ製造は二〇二一年八月ごろ、工場の稼働を止める。これにより輸出向けの「パジェロ」は生産が終了。その他の車種では、SUV「アウトランダー」とミニバン「デリカD:5」を岡崎製作所に集約する。
 閉鎖は大型多目的レジャー車(RV)の需要低下による販売不振が理由。生産担当の安藤氏は「生産設備も老朽化しているが、投資の回収は見込めず、継続は難しいとの結論に至った」と指摘し、約千百人の従業員は岡崎製作所に配置転換する。安藤氏は「どうしても地元に残りたいという人には、転職の支援をしていく」と話した。
 三菱自は今後、世界販売台数の減少を予想しているが、岡崎は現状の年二十万台弱...

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