「ニューまうら」OBら思い出語る ホテル追憶誌 完成記念で集い

2020年7月27日 05時00分 (7月27日 10時34分更新)
ホテルでの思い出を語り合う参加者=七尾市・和倉温泉で

ホテルでの思い出を語り合う参加者=七尾市・和倉温泉で

  • ホテルでの思い出を語り合う参加者=七尾市・和倉温泉で
 珠洲市真浦町で二〇〇〇年まで営業していた「ホテルニューまうら」の往時を紹介した追憶誌の完成を記念し、ホテルOBらが当時の思い出を語り合う集いが二十六日、七尾市・和倉温泉の旅館「のと楽」であった。元社長で編集を進めた星場与一さん=中能登町西馬場=ら九人が集まり、故・藤岡直彦元会長との関わりやホテルでの思い出を振り返った。
 追憶誌はホテルOBらでつくる「まうら友の会」が発行。A4判で六十九ページにわたり、写真や新聞記事などでホテルの歩みを紹介している。星場さんは「廃業になって二十年。何か形に残しておきたいと思ったのが、きっかけだった」と発行までの経緯を説明した。
 集いの場では、出席者が順にホテルでの思い出を述懐。能登半島広域観光協会相談役で、県観光スペシャルガイドの藤平朝雄さんは、一九八二年から十年間修学旅行でホテルを利用した愛知県立安城東高校の生徒らを思い浮かべ、「子どもたちの輝いた目は今でも忘れられない」と語った。
 元支配人の中井敏雄さん=金沢市上荒屋=は、旅行社の担当者向けに月に一回発行していた手書きのミニ新聞を紹介。「二十号を迎えたのを機に、当時社長だった藤岡さんから『わしも一筆書いてやろうか』と言われて感激した」と当時の心境を明かした。
 「全盛期は観光バスが連なった」「スタッフ皆で力を合わせて仕事した」「社長が最後まで洗い場で仕事していた」などのエピソードも。藤岡元会長の長男直樹さん=羽咋市三ツ屋町=は「子ども以上に父を大切にしてくれた。感謝しかない」と声を震わした。
 出席者はホテル常連客で、追憶誌に寄稿した洋画家杉村雄二郎さん=内灘町向粟崎=が描いたホテルのスケッチを手に、記念写真に納まった。(稲垣達成)

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