総文祭で動画披露へ 吟詠剣詩舞漢詩 北陸高生徒自作

2020年7月27日 05時00分 (7月27日 09時42分更新)
継体天皇を題材に漢詩を自作し、オンライン開催の全国高校総合文化祭に参加する中嶋都人さん=福井市の森田児童館で

継体天皇を題材に漢詩を自作し、オンライン開催の全国高校総合文化祭に参加する中嶋都人さん=福井市の森田児童館で

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 中嶋さん意気込む 


「継体大王」誇らしく詠む

 北陸高校(福井市)の中嶋都人(くにと)さん(17)=三年=が、吟詠剣詩舞用に漢詩「継体大王」を自作した。オンライン開催される全国高校総合文化祭高知大会(二〇二〇こうち総文)で、県代表チームが演舞を披露する。漢詩は七言絶句で、令和まで続く皇室が百代前の継体天皇からつながっていることを誇らしく詠んだ。動画による演舞で、越前国の大王をアピールしたいと意気込んでいる。 (中田誠司)
 漢詩や和歌に節をつけて歌い舞う吟詠剣詩舞。県高校文化連盟ではこれまで、県内の題材を既存の漢詩などで総文の演目にしてきたが、今年はチームリーダーの中嶋さんが「高校生最後の総文。自作の漢詩で舞わせてほしい」と申し出た。演舞の漢詩自体を高校生が自作するのは珍しく、県代表では初めてという。
 中嶋さんが剣詩舞を始めたのは二歳。祖父は宗生流宗家の中嶋宗聖さん(73)=県文化協議会長=という環境で育ち、気付けば舞台に立っていた。「ずっと楽しかったし、父親の舞う姿に憧れて頑張ってきた。今では人生の一部」と言い切る。漢詩も好きで、李白(りはく)や杜甫(とほ)の作品に憧れ中学一年で初めて創作。二年時には県文学コンクールで県文協会長賞を受賞している。
 「漢詩を難しく思うかもしれないが、日常も詠める。剣詩舞は詩を理解して役になりきり、花鳥風月など表現の多様性も醍醐味(だいごみ)」と魅力を話す。
 漢詩は五月下旬から十日ほどで完成させた。一番気に入っているのは結句で、七文字に思いを詰め込むため漢字を取捨選択するなど、最も苦労しただけに思い入れがある。
 総文はオンラインの特設サイト「WEB SOUBUN」が三十一日に開設され、動画の配信が始まる。県代表は八月上旬に動画を撮影する予定。吟詠剣詩舞部門では表彰はないが、十日までにアップすれば講評や評価をしてもらえる。コロナ禍でメンバー十六人が集まれるのは撮影当日のみで、中嶋さんは「悔いが残らないよう演じたい」と話した。

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