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満州の日本兵に子どもたちが送った「慰問文集」 美濃加茂で公開

2020年7月26日 05時00分 (7月28日 11時38分更新)

慰問文集の一ページ。手形などの挿絵とともに、ねぎらいの言葉が書かれている=美濃加茂市みのかも文化の森で(同文化の森提供)

 日中戦争のさなか、旧伊深村(現美濃加茂市伊深町)の子どもたちが、中国に出征した兵士に宛てた「慰問文集」が、みのかも文化の森で初めて公開されている。文集から読み取れる戦時下の人々の営みを通し、平和の尊さを問い掛けている。 (渡辺大地)
 慰問文は戦場の兵士をねぎらうため、国内で暮らす人々が送った手紙のこと。伊深村の文集は一九三九(昭和十四)年六月、旧伊深尋常高等小学校(現伊深小)が作り、旧満州(中国東北部)に駐留していた部隊に送られた。
 B5判ほどの大きさの文集の巻頭には、教職員の言葉で「児童の真(まこと)の心をお伝え致したい」と記され、児童四十一人の名前とともに三十六編の文章が掲載されている。
 「コレハボクノテデス。ゲンキデガッカウヘマイニチイキマス。オトウサンモゲンキデクラシテクダサイ」
 寄せられた文章の中には、「オトウサン」「ヲヂサン」の表記も見られるが、慰問文は本来、特定の人に宛てるものではないという。
 学芸員の藤村俊さんは「児童は、父や近所のおじさんを具体的に思いながら書いたのではないか」と推察する。今の国語に当たる「綴方(つづりかた)」の授業で取り組んでいた側面もあり、書く際...

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