浜松の感染男性、両店訪れる 当初は明かさず

2020年7月26日 05時00分 (7月26日 05時03分更新)
 クラスターが発生した浜松市のラウンジ「ブリリア」とマジックバー「手品家 浜松店」の両店を訪れていた三十代の男性が二十五日、本紙の電話取材に応じ「市の調査に当初は、ブリリアに行ったことを伏せていた」と明かした。関係者によると、ブリリアではこの男性を接客した女性店員三人が感染した。 (佐藤裕介、篠塚辰徳)
 市は「(男性が当初から来店を申告していれば)店の調査を早くできた可能性はある」としている。
 男性は同市東区在住。二十一日に感染が公表され、現在は県内の病院に入院している。軽症という。
 男性や市、店舗関係者によると、男性は当初、ブリリアを訪れたことについて市側に説明していなかった。二十四日になり、十四日に友人二人と訪れていたと市側に明かした。
 当初の市の聞き取りに「十四日の夕食は自宅で一人でとった」と応じ、市もこの説明に沿って男性の行動履歴を発表していた。
 男性は、事実ではない説明をした理由について「ブリリアに迷惑を掛けたくなかった」と語った。「周囲の説得もあり、このまま黙り続けていれば周りの人に迷惑を掛けるかもしれないと考え直した」と話した。
 市保健所が行う感染者や濃厚接触者の調査は、関係者への聞き取りが基本。担当者は「あくまで本人が言ったことを公表しており、真偽の確認まではできない」と指摘する。関係者から自主的に顧客情報を提供してもらうなどしかなく、スマートフォンなどの位置情報やクレジットカードの決済情報、領収書の確認など「強制力を伴う調査はできない」という。

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