「人形浄瑠璃 文楽」焼津で10月に上演 来月26日には鑑賞法紹介

2020年7月26日 05時00分 (7月26日 05時03分更新)
「文楽に親しんでほしい」と話す人形遣いの吉田一輔さん(中)、太夫の竹本織太夫さん(左)、三味線の鶴沢清志郎さん=静岡市駿河区のグランシップで

「文楽に親しんでほしい」と話す人形遣いの吉田一輔さん(中)、太夫の竹本織太夫さん(左)、三味線の鶴沢清志郎さん=静岡市駿河区のグランシップで

  • 「文楽に親しんでほしい」と話す人形遣いの吉田一輔さん(中)、太夫の竹本織太夫さん(左)、三味線の鶴沢清志郎さん=静岡市駿河区のグランシップで
 日本を代表する伝統芸能「人形浄瑠璃 文楽」の公演(県文化財団主催)が十月十一日、焼津市の大井川文化会館ミュージコである。江戸時代からの技を受け継ぐ「文楽座」(大阪市)の技芸員(ぎげいいん)たちが、情緒豊かな物語を披露する。
 文楽は人形浄瑠璃の一派で、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産にも登録されている。三人で一体の人形を動かす「人形遣(つか)い」と、語り手の「太夫(たゆう)」、情景や心理を演奏で表す「三味線」が一体となって演じる人形劇だ。
 人形遣いで技芸員の吉田一輔(いちすけ)さん(50)は、文楽の魅力を「例えば、女性の人形が、着物の袖をぱっと広げて悲しみを表す。人間とは異なる動作で、人間以上に人間らしい表現ができる」と紹介する。
 演目は、継子に恋した若き継母「玉手御前」で知られる「摂州合邦辻(せっしゅうがっぽうがつじ)〜合邦住家(がっぽうすみか)の段」(昼の部)や、上杉謙信の娘・八重垣姫の武田勝頼への愛を描く「本朝廿四孝(ほんちょうにじゅうしこう)〜十種香(じゅしゅこう)の段〜奥庭狐火(おくにわきつねび)の段」(夜の部)など。
 公演に先駆け、吉田さんと、元NHKアナウンサーの山川静夫さんが、実演を交えて鑑賞の手ほどきをする「事前レクチャー」が八月二十六日に焼津文化会館である。
 例年は本公演の会場となるグランシップ(静岡市駿河区)が改修工事に入るため、焼津市での初公演が決まった。
 本公演は一般三千七百円。事前レクチャーは一般千円。(問)グランシップチケットセンター=054(289)9000 (酒井健)

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