能登の味 駅ホームで のと鉄・中島駅売店が食事販売

2020年7月25日 05時00分 (7月25日 05時03分更新)
現在販売している「中島菜うどんの能登牛つけ麺」=七尾市中島町ののと鉄道能登中島駅で

現在販売している「中島菜うどんの能登牛つけ麺」=七尾市中島町ののと鉄道能登中島駅で

  • 現在販売している「中島菜うどんの能登牛つけ麺」=七尾市中島町ののと鉄道能登中島駅で
  • 列車をそばに目にしながら駅のホームで食事を楽しむ親子連れら=七尾市中島町ののと鉄道能登中島駅で

「列車の待ち時間 利用して」


 駅のホームで地元の名産品に舌鼓−。のと鉄道能登中島駅(七尾市中島町)構内にある売店「駅マルシェわんだらぁず」は、中島菜や能登牛などを使った食事の販売を始めた。購入者は、そのまま駅のホームで食事。発着する列車を見ながら、できたての料理を堪能できることから、ひそかに注目を集めている。(稲垣達成)
 店はハンドタオルやポストカードなどの土産品を扱っており、利用客は主に県外からの観光客。だが、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、団体ツアーで訪れていた観光客は姿を消した。新しい時代に合った店づくりが求められ、地元住民向けに飲食にも力を入れることにした。
 「地元住民にも使ってもらえる店にしたくて」。店長の井田淳子さん(49)が語る。
 土産品が並び、手狭な店内では、飲食できない。そこで思い付いたのが、駅のホームだった。「外なら密にもならない」。のと鉄道の許可を得て、四人掛けのテーブルを三つ設置。営業再開した七月からホームでの飲食販売を始めた。
 毎週のように利用しているという同市中島町中島の葛西晴子さん(41)は「ビールが進む進む。駅裏には公園があり子どもも遊べる。乗客と手を振り合うのも楽しくて」とほろ酔い気分。一緒に訪れた下田玲香さん(37)=中島町浜田=も「こんなに気持ちいいとは思わなかった。また来たい」と笑顔で話した。
 現在販売している「中島菜うどんの能登牛つけ麺」(税込み七百六十円)は、中島菜を練り込んだうどんと能登牛のしぐれをセットにした。「地元の人ほど、意外と地元の食材を食べなかったりする。おいしい食べ物が近くにあると再発見してほしい」と井田さん。メニューは徐々に増やす考えで、能登沖で取れた天然フグや、地元名産の「能登かき」なども使っていく。
 井田さんは「列車の待ち時間に利用したり、ふらっと立ち寄って食べてもらったり。遊んで、食べて、飲んでいってもらえれば」と話している。
 観光列車の運行に合わせて営業。土日祝日の午前十一時〜午後二時。ホームページから事前予約が必要。「駅マルシェわんだらぁず」で検索。

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