「大切なことなので」 新谷仁美、女性アスリートとしてレース直後に訴えたこと
2020年7月24日 18時43分
◇陸上・東京選手権第2日
陸上の東京選手権は24日、東京・駒沢公園陸上競技場で第2日が行われ、女子1500メートル決勝はハーフマラソン日本記録保持者の新谷仁美(32)=積水化学=が4分21秒77で優勝した。レース後には女性アスリート特有の体調管理の大切さを唱えた。
レースを終えて報道陣の前に現れるとこんな言葉が口をついて出た。
「とりあえず鎮痛剤を飲んで生理痛を止めたい」。その後に「ちょっといいですか」と言って中座すると薬を服用。「自然現象なので、大切でありがたいこと。重要なことなので皆さんにはしっかり書いていただきたい。女性の体に生理があるのはありがたいこと。そこだけは本当に間違ってほしくない」と話した。
レースへの影響についてもあからさまに「それによってパフォーマンスが上がったり下がったりするかもしれないが、私の場合は一切関係ないし、逆に止まる方が生きる上でとても困ってしまう」。しばしば問題になる無理な減量に警鐘を鳴らした。
自身の走りに関しては「(本職の)1万メートルにつながる走りができた。きのうでちょうど1年後にオリンピックが開催されることになったので、そこに照準を合わせて行けたら」と振り返り、手応えを強調した。
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