浜松の夜再び悲鳴 飲食店でクラスター疑い 

2020年7月24日 05時00分 (7月24日 05時03分更新)
多くの飲食店が集まり、人々が行き交う繁華街=23日午後8時53分、浜松市中区で

多くの飲食店が集まり、人々が行き交う繁華街=23日午後8時53分、浜松市中区で

  • 多くの飲食店が集まり、人々が行き交う繁華街=23日午後8時53分、浜松市中区で
 「もう店を続けられるか分からない」「対策のしようがない」。浜松市で新たに新型コロナウイルスに感染した五人のうち四人が同市中区の同じ飲食店に勤め、店内で感染したとみられることが分かった二十三日、周辺の飲食店やキャバクラ店の従業員からは口々に落胆の声が聞かれた。 (佐藤裕介)
 「これから浜松の飲食業界は大変なことになりますよ」
 午後五時ごろ、同区で飲食店を経営する四十代男性は店先の路上で、自身のスマートフォンの画面に目を落としてつぶやいた。
 画面には、男性の知人から送られてきた「お店の近くで感染者が出たらしいですね。すみませんが今夜はキャンセルでお願いします」とのメッセージがあった。男性のスマホには同日午後三時ごろまでに、キャンセルの連絡六件が知人や友人から入ったという。
 男性は「緊急事態宣言が解除されてからやっと少しずつ客足が回復してきていたのに。昨日の夜から『感染者があそことあそこの店に行っていたらしい』という情報が出回っていて、早くもキャンセルラッシュが始まった」と頭を抱える。
 午後六時を過ぎると、飲食店街には連休を利用して訪れた若者の姿が目立ち始めた。
 近くの居酒屋で働く四十代の従業員男性は「うちの店にも今日になってうわさを聞きつけたお客さんからのキャンセルが数件あった。もしクラスター(感染者集団)になったら影響は計り知れない。正直なところ、もういつまで店を続けられるか分からない」と話し、ため息をついた。
 キャバクラ店に勤務しているという三十代の女性は「マスクを着けて接客している店もあるけれど、していない店も多い。飲み物を飲む時は外すし、対策のしようがない」と話す。
 女性によると、客足は今月に入り普段の五割ほどまで回復していたというが、女性は「今日は(店から)何の連絡もないが、また休業とかになれば、仕事先とかいろいろ考えないといけない」と話していた。

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