“長瀬退所”ステージに立つTOKIOはもう見られない 山口脱退で止まった時計の針…25周年記念ライブができていたなら【記者の目】
2020年7月23日 11時50分
アイドルグループ「TOKIO」の長瀬智也(41)が来年3月いっぱいでジャニーズ事務所を退所することを22日にファンクラブサイトで発表した。退所後は「芸能界から次の場所へ向かう」とし、第一線から身を引いてクリエーターに転身する意向を示した。
【記者の目】
きっと“引き際の美学”なんだろうけれど、やっぱり残念だ。長瀬が脱退する来年3月までに、せめて一度だけでもバンドとして復活するTOKIOの姿を見たいと思ったが、松岡の話では4人でステージに立つ可能性はもうなさそうだ。
山口達也なくして音楽活動再開はありえない。代役のベーシストではTOKIOの音は出せない。それはメンバーの共通意見だった。“5 or nothing”。TOKIOが5人じゃなくなった時点で、時計の針は止まった。そしてボーカルの長瀬までいなくなってしまうことになり、最後のステージで作った5人の思い出をきれいに残したままピリオドを打つことを選ぶのだろう。
長瀬が追求した理想の音楽は、ソロとしてではなくTOKIOとして実現させたかったことだったのではないか。しかし、メンバーとは考え方が違った上、山口の脱退によってパフォーマンスの場を失ったことで、自ら肩身を狭くしてしまったのかもしれない。
もし山口が脱退することなく、昨年5人でデビュー25周年記念ライブができていたなら、長瀬の答えは違っていたかもしれない。(江川悠)
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