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“初回4番に死球”経てストライクゾーンで勝負…中日・松葉の好投で巨人ゼロ封 連敗阻止から『倍返し』へ

2020年7月23日 11時01分

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6イニングを無失点に抑え連勝の松葉

6イニングを無失点に抑え連勝の松葉

渋谷真コラム・龍の背に乗って


◇22日 中日5-0巨人(ナゴヤドーム)
 松葉の141キロが、岡本のユニホームをかすめた。1回、2死一塁からの死球が、連敗ストップへのスタートだったと僕は思っている。
 ビシエドはベンチにはいたが、打撃練習もせず欠場した。21日に菅野の147キロを左肘に食らった。肘当て越しの死球ながら、負傷交代した。連敗は伸び、借金は増えた。泣きっ面に蜂。故意ではない。しかし、4番を病院に送られて何事もなく戦っていいのか。4番には4番。死球には死球。少し昔のプロ野球なら、誰もが知っている不文律だ。行け、松葉! よくやった、松葉!
 いや、これは僕の勝手な想像で、与田監督が命じたわけでも松葉が認めたわけでもない。認められても困る。だけど松葉は前回(5イニング1/3)が無四球で、この日も1回の四死球のみ。あれはビシエドにささげ、チームの士気を鼓舞した1球。ということにしておこう…。
 「ストライクゾーンで勝負する」
 与田監督が投手に求め続ける哲学を、松葉は体現した。ただし、これを「ストライクゾーンに投げる」と混同してはいけない。いかにボール球を振らせるか。投手として大切なことだ。しかし、ストライクゾーンで勝負できない投手に、ボール球を振らせられるはずがない。強い球と落ちる(曲がる)球は一対だ。今の松葉はそれができる。丸から奪った2つの見逃し三振は、見事に「ストライクゾーンで勝負」した結果だった。
 「すべてのボール、コース、高さ。本当によく投げてくれた」
 与田監督は前回に続く好投をたたえた。ついに開幕戦の2番から5番までがオーダーから消えたが、開幕の構想には入っていなかった松葉が勝ち、A・マルティネス、石川昂が打った。試合時間(2時間57分)までピタリとそろえての完封返し。いや、まだ足りない。そこは再流行中の「倍返し」でしょ!
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