一審有罪の「あずみの里」事件、高裁で28日判決 介護業界が注目

2020年7月22日 05時00分 (7月22日 05時02分更新) 会員限定
 特別養護老人ホーム「あずみの里」(安曇野市)で利用者の女性がドーナツを詰まらせ死亡した事故を巡る刑事裁判の控訴審判決が二十八日、東京高裁で言い渡される。一審が被告の准看護師の介護中の過失を認める有罪判決を出したことは介護現場に波紋を広げ、無罪判決を求める署名は延べ七十万筆以上に上る。刑事責任が認められれば介護現場の萎縮につながるとの懸念は強く、高裁の判断に注目が集まっている。
 この事件で業務上過失致死罪に問われているのは、准看護師山口けさえ被告(60)。昨年三月の一審・長野地裁松本支部判決は二〇一三年、被告が利用者の女性=当時(85)=におやつのドーナツを配膳したことで窒息し、約一カ月後に死亡させたと断定、罰金二十万円の有罪判決を言い渡した。
 控訴審でも一審と同様、おやつをゼリーに変更する確認を怠った過失の有無や女性の死因が争点となった。弁護側は一月末の初公判で女性の頭部のコンピューター断層撮影(CT)画像から死因は「脳梗塞だった」と主張。被告はおやつの変更を確認する義務もなかったとして無罪を訴え、医学の専門家の意見書を新たな証拠として高裁に提出したが、ほとんど採用されないまま即日結...

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