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羽生結弦や紀平梨花不在でも「いろいろなこと吸収したい」全日本強化合宿 樋口新葉は3回転半トライ

2020年7月21日 21時06分

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練習で転倒するも笑顔の樋口新葉(代表撮影)

練習で転倒するも笑顔の樋口新葉(代表撮影)

◇フィギュアスケート


 フィギュアスケートの全日本シニア強化合宿が21日、大阪府泉佐野市の関空アイスアリーナで公開された。氷上での練習には、女子で昨年12月の全日本選手権2位の樋口新葉(19)=明大、2月の四大陸選手権(韓国・ソウル)に出場した坂本花織(20)ら男女13選手が参加。7月1日から始まった新しいシーズンでの飛躍に向け、トレーニングを続けていった。
 活気があふれていた。シーズンイン直後恒例の全日本シニア強化合宿。コロナ禍で昨季終盤のアイスショーが軒並み中止されたため、国内トップ選手が一堂に会するのは久々だ。四大陸選手権を制した羽生結弦(ANA)、全日本選手権優勝の宇野昌磨(トヨタ自動車、中京大)と紀平梨花(N高東京)の姿はなかったが、選手は「いい機会」「いろいろなことを吸収したい」など前向きな姿勢を見せた。
 この日は新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けた対策がとられた。選手は全員、健康チェックシートの記入を求められたほか、東京近郊が拠点で日本スケート連盟が必要と判断した人にはPCR検査を実施。一方、報道陣は入場が各社1人のみ。リンクサイドではなく2階の観客席から練習の様子を見守り、取材はビデオ会議アプリ「Zoom」を使ったオンライン形式で取材した。
 しかし、選手への影響はなかった。政府による緊急事態宣言で氷上練習の自粛を強いられただけに、その分を早く取り戻したいという気持ちは強い。開催が中止された3月の世界選手権(カナダ・モントリオール)の代表だった樋口はトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)にトライした。
 「フリーでとにかく最初の1本を跳べるようにしたい」と意気込む大技はこの日、成功しなかった。しかし、氷上の表情は充実感たっぷりだ。別のグループでは坂本が4回転トーループに挑戦。自粛期間中のトレーニングを「結構大変な形」と振り返ると、「昨年の成績がすごく悪かった。2度とあんな成績を残したくない」と意気込んだ。
 今後の大会は、開催されるかどうかが不透明なままだ。しかし、選手はその舞台が来ると信じている。樋口が「自分が一番目標とする大会でいい成績を残せるようにしたい」と語れば、坂本は「試合の数は少ないかもしれないけど、集中して自分の演技をしなければいけない」。これは全選手に共通する思いだ。

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