介護報酬の上乗せに疑問の声 コロナ対策の特例、利用者の負担増

2020年7月22日 05時00分 (7月22日 05時00分更新) 会員限定
 デイサービス(通所介護)を3時間しか使っていないのに、利用料の請求は5時間分−。施設の新型コロナウイルスの感染防止対策にあてるとして、厚生労働省が6月から特例措置で始めた介護報酬の上乗せに利用者らから疑問の声が相次いでいる。上乗せ分は利用者も負担しており、「感染防止の費用は全額公費で負担するべきだ」などと不満が渦巻く。 (五十住和樹)
 「利用者が使っていない時間まで介護報酬を認めるなんて、国が架空請求を勧めるようなもの」。公益社団法人「認知症の人と家族の会」新潟県支部代表の金子裕美子さん(68)は憤る。
 同県上越市に住む要介護4の八十代男性は六月に利用した八回のデイサービスのうち三回分で、実際より一日に二時間分多く請求された。月額四百四十円の上乗せ。事業所から同意書へサインを求められ、妻は「世話になっているから」と応じたが、どうにも納得できず金子さんに相談した。
 要介護4で、週二回、三〜四時間の地域密着型デイサービスに通う名古屋市の八十五歳の女性も六月に利用した九回のうち一回、実際より多く請求された。
 介護保険で介護サー...

中日新聞読者の方は、無料の会員登録で、この記事の続きが読めます。

※中日新聞読者には、中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井の定期読者が含まれます。

関連キーワード

PR情報