モモ食べたの誰?9割獣害「残った実あってよかった」 名張の箕曲小の児童が収穫

2020年7月21日 05時00分 (7月21日 11時45分更新) 会員限定
害獣に破られたモモの袋=名張市箕曲小で

害獣に破られたモモの袋=名張市箕曲小で

  • 害獣に破られたモモの袋=名張市箕曲小で
  • 脚立に乗って獣害を免れた実を収穫する児童=名張市箕曲小で
 名張市箕曲(みのわ)小学校の校庭で育てられている桃の木が獣害に遭った。モモの産地だった地域の歴史を学ぼうと植えられたもので、収穫直前の被害は初めて。高さ二メートルほどの実も被害に遭っていることから、木登りが得意なアライグマかハクビシンの仕業とみられる。同校では二十日の収穫体験に獣害に関する学びを取り入れ、六年生が残った実を脚立に上って収穫した。
 市農林資源室の岩並伸係長(48)が児童たちにアライグマについて解説した。岩並係長によると、アライグマは北米原産の外来種で、市内では約三十年前に見られるようになった。年間百頭ほどを駆除している。
 モモの実には、生育を助けるため児童たちが紙袋をかぶせていたが、全体の九割が袋を引き裂かれて食べられた。
 六月の袋がけの時、「今年はどんな味か楽しみ」と話していた上森多恵さん(11)は脚立に乗って手を伸ばし、ピンクに色づいた実を収穫。「残念だけど、動物も食べていかないといけない。こうして残してくれた実があってよかった」とほほ笑んだ。
 同校によると、十七日に確認した時には無事で、二十日朝に被害に気付いた。 (帯田祥尚)

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