【「あなた」のお医者さん】16、目標を決めてリハビリ 

2020年7月21日 05時00分 (7月21日 11時30分更新) 会員限定
 普段から通う七十代の男性が、転んだ際に腰を打って病院を受診し、打撲の診断で帰宅しました。ご家族から「痛みで動けず、座るのも歩くのも介助が必要で大変」と相談がありました。このように日常生活に支障が出た方にはリハビリが解決策の一つになります。
 リハビリは脳梗塞や骨折した人が入院中に行うイメージがありますが、今は筋肉が衰えないよう手術後など早期に始め、入院期間を縮めて通院しながら行うことが増えています。男性にリハビリを勧めたところ、専門スタッフが自宅に来る訪問リハビリを利用して歩けるようになり、リハビリ施設へ歩いて通うまでに回復しました。
 リハビリの目的には三段階あります。まずは、起き上がる・座る・立つ・歩くといった体の機能の向上、二つ目は食事・着替え・トイレ・入浴などができ、それが日常になること、三つ目は知人に会うなど社会参加をすることです。私は、病気の治療をしつつ、生活の様子を確認してどのくらい向上するか予測し、本人と家族の希望を聞いて、患者さんに合った目標を決めるようにしています。日常生活を送り続けること自体がトレーニングになるので、無理なく継続することが大事だと思います。
 患者さん...

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