北陸の鉄路 500枚の記憶 本紙連載の西脇さん 写真集 7月28日に出版

2020年7月20日 05時00分 (8月28日 18時51分更新)
連載企画を写真集「よみがえる記憶 北陸の鉄路」として出版する西脇恵さん=金沢市で

連載企画を写真集「よみがえる記憶 北陸の鉄路」として出版する西脇恵さん=金沢市で

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 六十年にわたり北陸の鉄道を撮り続け、本紙で二月から写真企画を連載している鉄道友の会北陸支部長の西脇恵(めぐむ)さん(81)=金沢市大桑町=のモノクロ写真集「よみがえる記憶 北陸の鉄路」が、中日新聞社から二十八日に出版される。モノクロ写真約一万カットから選んだ五百枚を収録。鉄道風景の中に、人々の暮らしが写し込まれている。
 西脇さんは、金沢美術工芸大の学生だった一九六〇(昭和三十五)年にカメラを手に入れて以降、休日には必ず鉄道を撮影した。これまでにインターネットなどで公表することはなく、大量のネガフィルムは自宅に保管されたままだった。
 書籍化のきっかけは三年前、本紙の泉竜太郎カメラマン(44)が西脇さんと知り合い、未発表のネガの存在を知ったこと。全てのモノクロ写真をデジタル化し、経年劣化によるカビや傷などを修復した。
 写真集では、石川を中心とした北陸三県の廃線を含む三十八路線をまとめた。六三年の三八豪雪の金沢駅に入る蒸気機関車(SL)、北陸鉄道・金沢市内線の電車が走る街並みのほか、水着のまま同鉄道・能登線に乗り込もうとする海水浴客など。西脇さんは「鉄道についての豆知識やエピソードも多く盛り込んだ。じっくりと読んでほしい」と話している。
 今回の出版は、北陸中日新聞がことしで発刊六十年を迎えた記念事業の一環で、出版に併せて写真展も開催する。場所は、七月二十二日〜八月十六日に金沢市香林坊の「うつのみや金沢香林坊店」、八月三〜七日にJR金沢駅コンコースで。いずれも入場無料。
 写真集はA4判、百七十六ページ。千八百円(税別)。本紙販売店や書店、鉄道カフェ「かがやき」(金沢市東力)で予約注文を受け付けている。問い合わせは、中日新聞社出版部=電052(221)1714=へ。
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