「阿部君がピンポイントで出してくれる!」J1名古屋・FW前田『あうんの呼吸』で芸術ボレー“今季1号”

2020年7月18日 22時24分

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後半、先制ゴールを決め、ポーズをとる名古屋・前田

後半、先制ゴールを決め、ポーズをとる名古屋・前田

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◇18日 J1第5節 名古屋1-0鳥栖(豊スタ)

 名古屋グランパスは18日、後半にFW前田直輝(25)の鮮やかな左足ボレー弾で先制。1―0で鳥栖を下し、今季リーグ戦では初のホーム有観客試合を白星で飾った。昨年9月下旬からのフィッカデンティ監督体制で初めての連勝で今季3勝目(2分け)を挙げ、勝ち点「11」とした。
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 とっておきのFWが均衡を破った。後半17分、投入されてわずか6分の前田がフワリと浮かせたMF阿部のパスに反応した。守備陣の背後に抜け出すと、左足で芸術的なダイレクトボレー弾をゴール右隅に突き刺した。司令塔との呼吸はピタリと合い、チームに貴重な先制点をもたらした。
 「阿部君はああいうのを見ているというか、ピンポイントで出してくれるのは知っている。ボレーなんて自分には珍しいし、相手を2、3人かわしたゴールの方が好きだけど、今季初ゴールを早く決められて良かった」
 自身の今季初ゴールを決めても評価は辛め。それでもリーグ戦では今季初の有観客試合とあって「サポーターの方がいるのといないのでは全然雰囲気が違う」。4827人のサポーターのどよめきと、歓喜の拍手を受け止めた。
 新型コロナウイルスによる公式戦休止中、午前6時起きで公園でボールを触るなどコンディション維持に努めた。だが、層の厚いサイドアタッカー陣にあって、ここ3試合は先発落ち。その間もチームは1勝1分けと好調だった。
 チームが好調で、自身が先発できない状況は昨季序盤と同様。それでも「悔しかったが、腐るのは本当に時間の無駄。信じて続けてやる」。昨季の経験を糧に、必要とされる場面に備えていた。
 今節に向け、フィッカデンティ監督から途中出場者のプレーの重要度を説かれた。決勝弾はもちろん、豊富な運動量で相手陣を脅かした前田について、指揮官は「どのプレーも途中出場選手の見本のよう。最高の回答だ」とたたえた。
 好調なチームは我慢比べの展開でも手堅く競り勝ち、今季無敗を継続した。前田は「すぐ連戦ということで明日(19日)も午前10時から練習なので、すぐに帰りたいです」。決して気を緩めず、目の前の試合に集中した。
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