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トヨタ「プロボノ」導入 外部派遣で「内向き」打破

2020年7月18日 05時00分 (7月18日 05時01分更新)
 トヨタ自動車が、ボランティア的に他企業を支援する「プロボノ」を導入し、先進領域の技術者を中心に外部に派遣するのは、専門分野に偏りがちな視野や関心を外に向けさせるためだ。自動運転や新規の移動サービスの台頭による変革期を生き残るためには、社会の課題やニーズを的確につかむアンテナの高さが鍵を握る。文化の違う中小企業に身を置くことで人間的な成長を促し、次世代分野を担う多角的な人材の強化を急ぐ。 (鈴木龍司、曽布川剛)
 プロボノを取り入れる先進技術開発カンパニーは、自動運転分野など将来の収益を左右する領域を手掛け、高度な技術を持つエンジニアが多く在籍している。
 豊田章男社長は過去に、技術部門の風土について「会話が通じない」と指摘したこともあった。内向きの傾向が強い組織を「白い巨塔」と例えるなど、意識改革を求めてきた。
 こうした発言の背景には、自動車会社の役割の変化がある。豊田氏は「これからの車は町やあらゆるサービスとつながる。社会システムの一部として、暮らしをより豊かにすることが期待されている」と強調してきた。どれだけ専門的な知識と技術を備えていても、開発の方向性が社会のニーズとずれていれば、...

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