国登録有形文化財へ県内15件が新たに答申 東近江・松樹館など

2020年7月18日 05時00分 (7月18日 05時00分更新) 会員限定
屋敷との調和がとれた広大な庭園=東近江市五個荘竜田町で

屋敷との調和がとれた広大な庭園=東近江市五個荘竜田町で

  • 屋敷との調和がとれた広大な庭園=東近江市五個荘竜田町で
 十七日に開かれた国の文化審議会で、長浜市の中川家の能舞台、土蔵と東近江市の松樹館の主屋など計十五件を、新たに国の登録有形文化財(建造物)にするよう文部科学大臣に答申された。官報告示を経て正式に決まれば県内の登録件数は四百五十三件となる。
 近江商人の松居久右衛門の屋敷だった松樹館(東近江市五個荘竜田町)は一時、空き家で荒れ放題となっていたが、紅葉の名所として知られる近江八幡市安土町の「教林坊」の広部光信住職(49)が十年以上掛け、ほぼ一人で修繕を重ねてきた。登録の一報に「励みになります」とほおをゆるませる。
 広部住職が初めて同館を訪れたのは二〇〇八年。教林坊の香道教室の講師だった女性から「古民家があるので見てほしい」と頼まれた。「荒れ寺」だった教林坊を十年ほどで復興させた広部住職の手腕に期待して、声を掛けたのだった。
 四十年近く空き家となっていたため、屋根は落ち、雨漏りが起きていた。シロアリの被害も大きく、何者かに荒らされた形跡もあったが「元の建物の良さはすぐに分かった。これは何とかせなあかん」と一念発起。「大きいプラモデル」と思って松樹館を購入した。
 住職のかたわら、まずは雨漏り対策...

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