伝統工法で再現 鼠多門 あす公開開始

2020年7月17日 05時00分 (7月17日 15時20分更新)

ケヤキ、松、能登ヒバ、杉を使用して広々と作られた、鼠多門の2階部分=いずれも17日午前、金沢市で(久米洋一撮影)

完成した鼠多門と鼠多門橋

緩やかな傾斜に作られた鼠多門内の階段。横には車いす用の昇降機も用意されている

 復元整備され、十八日にオープンする金沢城公園(金沢市)の鼠多門(ねずみたもん)の内部が十七日、報道陣や観光関係者に公開された。室内には、石川県産の能登ヒバやスギなどの木材を釘を使わずに組んだ伝統的な工法が見られ、真新しい木の香りが漂った。
 鼠多門は江戸時代前期までに建てられた木造二階建ての櫓門(やぐらもん)で、かつては倉庫などとして使われた。地下部分に門があり、同時に整備を進めて完成した鼠多門橋とつながっている。室内には、復元した勾配が大きい階段と、上りやすいゆるやかな階段の二種類を設置。車いすに座って移動できる小型の昇降機もある。
 入場は無料。十八日午前に完成式を行い、午後一時から供用を始める。十九日以降は、施設内部は午前九時〜午後四時半、門は開園時間に合わせて開ける。外観は午後十時まで、毎日ライトアップされる。
 鼠多門橋は一八七七(明治十)年に老朽化で撤去、鼠多門は八四年に火災で焼失した。いずれも二〇一八年に起工し、復元と整備を進めてきた。

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