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10年前も去年も昨日も…“7月16日”が示す中日の歩むべき道 堅い防御大切に全員でチームに勢いを

2020年7月17日 10時53分

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7回裏2死一、三塁、京田が左前適時打を放ち、英智コーチ(右)と喜ぶ

7回裏2死一、三塁、京田が左前適時打を放ち、英智コーチ(右)と喜ぶ

渋谷真コラム・龍の背に乗って


◇16日 中日8-0DeNA(ナゴヤドーム)
 午後9時2分。岡田が大和を右飛に打ち取って、5人の投手による8安打、完封リレーが完成した。そこで「きょうは何の日」。2010年7月16日に、中日投手陣の日本記録が始まった。
 広島戦(マツダ)で山井が5安打完封。翌17日には中田賢一が8安打、148球、18日にはチェン・ウェインが3安打、145球でゼロのバトンをつないだ。名古屋に戻った19日は横浜戦。プロ初先発の岩田慎司が8回途中までわずか3安打に抑え、初勝利を飾った。20日は白熱の投手戦となったが、執念の7人継投で延長11回、サヨナラで振り切った。
 プロ野球新記録の5試合連続完封。延べ13投手で47イニング連続無失点(50イニングでストップ)。この間24安打しか打たせなかった。驚くことに真夏の8連戦の真っただ中。勝率5割前後で停滞していたチームは、一気にリーグ制覇へと勢いを付けた。
 耐える投手陣を打線がもり立てる。10年前も今も、それが広いナゴヤドームを本拠地とする中日の目指すべき戦い方だ。誇るべき快記録がスタートした日であると同時に、1年前の7月16日は教訓として覚えておくべき日となった。
 阪神戦(ナゴヤドーム)で高橋が帰塁の際に右手小指の靱帯(じんたい)を断裂。長期離脱を余儀なくされた。それまで上位に懸命に食い下がっていたチームは、主将不在の1カ月で10勝16敗2分けと失速。高橋の存在感の大きさとともに、教えてくれたことがある。どんな選手もケガはする。そのときに全員でいかに支えるか。起きてはならないが、今季も高橋は左太ももを痛めた。離脱後は2連敗したが、2連勝。7回にとどめの左前適時打を放った選手会長の京田は「自らにエールを、仲間にエールを、この日々に立ち向かう全ての人にエールを」と言った。主将不在は負けの理由にはならない。堅い防御を大切に。そして全員で戦う。7月16日は与田竜が歩むべき道を示してくれた。
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