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地元の湿地 映像で学習 芦原小 観察会の代わりに実施

2020年7月17日 05時00分 (7月17日 09時42分更新)
DVDの映像で、河田さんによる赤尾湿地の説明を聴く児童ら=あわら市芦原小学校で

DVDの映像で、河田さんによる赤尾湿地の説明を聴く児童ら=あわら市芦原小学校で


 あわら市芦原小学校で十六日、北潟湖周辺に広がる赤尾湿地をテーマにした環境学習があった。市内の自然保護団体「あわらの自然を愛する会」会長の河田勝治さん(75)=同市波松=が講師を務め、湿地の豊かな自然をまとめたDVDを初披露。五年生計三十四人が視聴し、植生や成り立ちを学んだ。
 DVDの製作は、同会が芦原小などと毎年春に行っていた現地観察会が、新型コロナウイルス感染症対策で中止になったことを受けて企画。県里山里海湖(さとうみ)研究所や北潟湖自然再生協議会の協力を得て、今月十二日に完成した。ドローンも使い、夏を迎えた赤尾湿地の動植物の様子を二十五分の映像にまとめた。
 「皆さん、前の方をご覧ください」。映像では河田さんが臨場感たっぷりに湿地帯を案内している。黄色い花を咲かせたスイレン科のコウホネを「県の絶滅危惧種に指定され、これだけ群がって生えているのはここだけ」と説明。二十種類以上のトンボが生息するなど豊かな生態系の反面、外来種の勢力が増してきた現状も解説した。
 河田さんは「新型コロナで大変だけど、体験したことは誰も取っていきません。皆さんの力になります」と児童を励ました。川尻日瑠奈(かるな)さん(10)は「湿地にはたくさんの昆虫がいて、福井でも珍しい植物があると分かった。秋の観察会はできたらいいな」と話した。
 DVDを使った環境学習は、毎年現地観察会をしている北潟小で二十七日、細呂木小で二十八日に行う。 (北原愛)

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